おはようございます！
バルコムマリーナベイ二輪専門店の松本です。
今年は例年に比べて寒い日が多いような・・・涙
そんな寒い日はあったかい「ラーメン」が最高っ♪
・・て、僕だけ？！（笑）
さて、
本日はその中でも「広島ラーメン」について・・、
全国的には広島を代表するラーメンと言えば、
まだまだ「尾道ラーメン」の方が有名なようで、
もちろんそれはそれで良い事とは思います・・。
が！ 昔から広島市内を中心に親しまれてきた、
ぶち旨い「広島ラーメン」もあるんじゃけーっ！
と、ちょっと声を大にして言いたかったりします。
ですが、
そもそも「広島ラーメン」って何？
皆様はその答えにあまり関心はないかと思いますが、
常々「広島ラーメン」を追求している僕にとっては（笑）、
すごく大事でありとても大切にしている事なんです！！
「陽気」の中華そば↑
庶民派の僕をすっかり虜にして止まない「広島ラーメン」。
その奥の深さと魅力を少しでも多くの方に知って頂きたく、
まずは「広島ラーメン」誕生の歴史から簡単に・・。
終戦直後の焼け野原「広島」、その広島駅周辺で興った闇市は多くの「屋台」で賑わっていたとか。
そこで創業した「屋台」の「上海」、売りは主人が中国から連れて来た料理人が作る「中華そば」。
これが「広島ラーメン」の原型と云われその名残りで今でも「ラーメン」ではなく「中華そば」と呼ぶ。
その後「屋台」に出店規制が敷かれると「上海」は「段原食堂」と改号し「店舗」になったそうです。
この「段原食堂」で修業した二人が後に独立して開業したのが「陽気」と「すずめ（寿々女）」です。
「段原食堂」直系の息子さんは「しまい」を開業、現在はその息子さんが後を継がれている様です。
因みに「しまい」の屋号は「段原食堂」と「すずめ」の女将さん同士が姉妹だった事が由来だとか。
また、「しまい」主人の義妹が開業したもう一つの「しまい」があったのですが現在は「乙丸」と改号。
二代目「陽気」主人の義弟が開業した「陽気横川店」の息子さんは「きくま」を開業されています。
「上海」が「広島ラーメン」のルーツでありそれを「陽気」と「すずめ」が完成させたと云われています。
これとは全く別の起源ですが、同じ頃に「来頼亭」「うぐいす」「上海総本店」なども創業されました。
※僕が今まで見聞きしたりネットや雑誌などで得た微妙な情報ですので、間違ってたらお許し下さい（汗）
歴史はこの位にして、次は「広島ラーメン」の基本形ですが・・。
「広島ラーメン」の特徴は、鶏がらと豚骨のベースを醤油ダレで仕上げる茶褐色の「醤油豚骨」スープ。
隠し味で野菜と瀬戸内の海産物が一緒に煮込まれているので以外な程まろやかであっさりした味です。
あっさりし過ぎて少々インパクトに欠け印象に残りにくいのが「全国区」になれない要因と云われますが、
それこそが何回食べても飽きが来ず長く親しまれる理由であり「国民食」として本来目指すべき味かと。
具はシンプルに「葱」「茹でもやし」「チャーシュー」が基本ですが「しなちく」や「錦糸卵」が入るお店も。
また、近年では豚骨が濃い目で獣臭も強かったり油を追加してこってりさせたスープのお店も有ります。
地元では「陽気」と「すずめ」が昔ながらの「広島ラーメン」を伝承する「代表格」と云われますが、
長年その一翼を担ってきた「すずめ」さんが今年の４月３０日をもって閉店されるそうです・・惜涙
先日、
久しぶりに 「陽気」（江波本店） さんへ行ってきました♪
新興の「ラーメン屋」さんはスープの味が濃く具の種類も多様で、
もちろん、それはそれで美味しくて楽しめたりもするのですが・・、
時々無性に本来のシンプルな「広島ラーメン」が恋しくなります。
どんっ！ これが元祖「広島ラーメン」を伝承する ★中華そば★ （６００円）
クラシックな「広島ラーメン」の決め手はやはりあっさりした「醤油豚骨」スープです。
ここで特に言わせて頂きたいのは「豚骨醤油」スープとは似て非なる物！と言う事。
芳醇でまろやかな鶏がら醤油スープの中に控えめながら感じる豚骨のコクと旨み・・。
具はシンプルで潔いい「茹でもやし」「葱」「チャーシュー」のみ！ 「これこれっ！」
（唯一「にんにくのすり潰し」がトッピングできるのですがあまり知られてない様です）
今も昔も、麺は「江波」にあってこれまた老舗の「原田製麺」さんの「中細麺」を使用。
老舗の多くに支持されている麺で、程よい噛み応えがありスープとの愛称も完璧！
「ん～、悪くなし！」
これが「ラーメン」の一つの「完成形」である事は長い歴史に証明されています。
「広島ラーメン」の素晴らしさ・・、
・・少しは伝わりましたでしょうか？！
でも結局・・、
味の好みは十人十色で好き嫌いは自分が決める事ですよね！
マリーナベイ二輪専門店の松本でした＾＾
「クリスピークリームドーナツ」が大好きな今時の息子（笑）↓
